■カーペットの掃除の仕方 【予備知識編】

ここでは、カーペット清掃の基本を解説します。

 

次のような方に向けた 掃除方法です

・これからカーペット清掃を仕事として始めたい方

・今までカーペット清掃をしているが基本を勉強したい方

・プロではない施設スタッフの方が、自前でカーペット清掃を行いたい 

 とお考えの方です。 

 

 

カーペットは、ハードフロアーと比べて汚れが目立ちにくい床材です。「汚れてきたな」 と感じるようになったら、かなり汚染は進んでいます。そのときにカーペット清掃を考えたのでは、清掃に時間やコストがかかったりします。

カーペット清掃は汚れが目立つ前に早め早め、計画的に行うことが重要です。計画的に効率よくカーペット清掃をすることで美観を保ち、カーペットの寿命をのばすことで、張替えも含めたトータルコストの削減を図りましょう。 

 

■カーペット清掃の計画を作成する上で、重要な予備知識として 以下の3つを解説していきます。

①カーペットと汚れの関係 (カーペットの特性は?) 

②カーペットの汚れの分類 (付着する汚れの特性は?) 

③カーペットの汚れる場所 (汚れるのはどこから?) 

①カーペットと汚れの関係 (カーペットの特性は?)  

カーペットは、1m2当たり、最大5kgの土砂が入っても、パイルの中に土砂が隠れて汚れていないように見える構造です。靴底について運ばれた土砂などの汚れは、ダストスポットに入り込んで表面には見えません。  

ダストスポット:パイルの間にある汚れ蓄積する場所
ダストスポット:パイルの間にある汚れ蓄積する場所
カーペットパイルの拡大写真
カーペットパイルの拡大写真

◆カーペットパイルの拡大写真

 

カーペットパイル素材自体も乱反射を起こすような構造の為、汚れが見えにくく、また汚れが絡みやすくなっています。


②カーペットの汚れの分類 (付着する汚れの特性は?) 

土砂、粘土    45%

乾いた土砂やホコリ汚れ

80%

 

石こう   5%
石灰分

  5%

毛、動物繊維  12%

綿、木材、紙

 10%

 水分

  3%

 油、

 その他

 20%

 油性の汚れ

20%

汚れの約80%がバキューム作業で除去できます。

カーペットにおける汚れの80%(重量比)は、乾いた土砂等のホコリです。よって、ドライバキュームで除去可能です。しかし、ポット型の掃除機では、パイルの間(ダストスポット)に入り込んだ汚れを、かき出し切れませんので回転ブラシ付きのアップライトバキュームが必要です。 

回収能力の差、2-3倍違います。
回収能力の差、2-3倍違います。
回転ブラシ付きアップライト型掃除機
回転ブラシ付きアップライト型掃除機

③カーペットの汚れる場所 (汚れるのはどこから?) 

カーペットの汚れは、入口付近から汚れが蓄積します。カーペットが汚れを収容しきれなくなると、徐々に汚れの範囲を広げていきます。汚れの広がり方も特定 の場所に集中しますので、汚れる場所を徹底的に清掃することによりカーペット全体の美観を維持することができます。 

カーペットの汚れる場所
カーペットの汚れる場所

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